日本でのスマホ決済では『メタップス』が一歩リードか?

ソフトバンク、楽天、LINEなど、日本を代表するIT企業が次々と参入を発表しているスマホを使用した『QRコード』決済の市場ですが、それらの企業を出し抜き業界の先頭を走っているのが『メタップス』です。

彼らの優位性は2点。

  •  手数料の安さ。
  • クレジットカードでは無く、銀行口座と紐づけている点。

だと言えます。

欧米や中国と比べキャッシュレス化において、日本はかなり遅れていると言えます。

この最大の原因は、手数料の高さにあります。

 

キャッシュレスというと、クレジットカードが一番に浮かぶと思いますが、店舗がクレジットカードでの支払いを受けると通常、4~7%の決済手数料が発生します。これは、当然ですが店舗側の負担となり、その額の多さが長らく『現金社会』を維持してきたのです。

この状況を変えたのが『人工知能』の存在だと言えます。

 

近年、『ディープラーニング』という手法が確立された事で、人工知能の可能性が飛躍的に上がりました。その人工知能を機能さすのに不可欠なのが『ビックデータ』の存在です。

通常、現金の支払いではお金に名前が付いていない為、POSシステムに代表されるようレジ打ちの際に、性別や年齢層と言った情報しか採取出来ませんでした。

しかし、電子マネーになると個人情報の登録が不可欠な為、より詳しく、膨大な量の『ビックデータ』を得る事が出来るのです

スマホを使用した『QRコード決済』の最大の利点は、店頭にQRコードを印刷したシールを貼っておけば利用する事が可能で、カードリーダーなどの設備が必要無い事です。この導入費用の安さこそが、最大の利点だと言えます。

・メタップスは信販会社を排除する事で優位性を確保した。

ただ、いくら導入費用が安くても、決済手数料が高ければ意味はありません。そこに『メタップス』の優位性があるのです。

現在のところ『メタップス』以外の企業は、スマホ決済にクレジットカードを紐づけています。それにより、信販会社の手数料が発生し決済手数料は概ね3%前後だと言えます。

一方、『メタップス』の決済手数料は0.95%を予定しています。

なぜ、このような事が可能になったのか?

それは、『デビットカード方式』を採用する事により、信販会社を排除した点にあります。デビットカードとはJR東日本開ければが運営する『suica』をイメージして頂ければ分かり易いですが、あらかじめお金をチャージしておき、その範囲内で使用できる電子決済方式です。

その上で、『みずほ銀行』『三井住友銀行』と提携し、口座からアプリのチャージ、アプリから口座への現金移動に関わる手数料を0円に設定する事に成功したのです。また、機能として個人間の資金移動も0円で行えるです。これにより振込手数料が無くなり、飲食店での『割り勘』などが容易に行えるようになります。

つまり、私達は銀行に行く必要が無くなるのです。

さらに、このサービスが浸透すれば財布自体が必要無くなります。これによるメリットは絶大です。

銀行はATMが必要無くなり、現金移動に伴う警備費用は必要ありません。企業はお金が電子化される事により、売り上げの集計や入力、決算業務の多くを自動化する事が出来るのです。

・情報を握る物だけが生き残る。

子決済の覇権を握る最大のメリットは、そこから得られる『ビックデータ』です。

『誰が、どこで、どれだけのお金を、何に使ったか?』

この情報を独占できる事は、とてつもないビジネスチャンスをもたらすのです。

この覇権を巡る争いは、この先数年で決着すると言われています。それは、国内勢だけでなく、Amazonやアリババなどの国際企業もどんどん参入してくると思われます。

その中で、『メタップス』がどのようなポジションを確保出来るか、今最も注目の企業だと言えるのではないでしょうか。