現在、日本の多くの地方自治体では高齢化と過疎化という問題に直面しています。
そう言った町では、スーパーは当然として、ガソリンを入れるにも数十キロを走らなければなりません。
これらの問題を解決するには、有用な技術と言えますが、地方に行けば行くほど政策決定者や住民がテクノロジーを理解していない場合が多く、なかなか上手く試験導入が進まない現実があります。
過疎地では、非常に親和性の高い技術だと思いますので、それを推し進める政治の力が、今必要とされているのです。
このような世界の状況を見て行くと、やはり中国は強いという事を感じずにいられません。西側諸国の民主国家においては、政治の壁が非常に高いと言えるのだ。
物事の正誤は別として、ある意味、問答無用という状況で政治的に押し切れる中国は、スピード感においては他を寄せ付けません。
特に、人工知能分野におけるビックデータの取扱いなどの面において、プライバシー意識の低い中国は、断然たるアドバンテージを有しています。そんな中、私達がどうやって勝負するべきか、非常に悩ましい問題だと言えるのです。