『Tic Toc』を運営するバイトダンス社がテンセントを脅かす。

中国の新興企業『バイトダンス』という会社という会社は知らなくても『ティック・トック』というアプリをご存知の方は多いだろう。その他にもこの企業は、ニュースアプリ『今日頭条』や中国版ティックトックの『ドウイン』を運営する。
今、この企業が最新の資金調達ラウンドで、世界で最も企業価値の高いスタート・アップ企業になろうとしている。

バイトダンスは、2017年12月にもファイナンスを行っているが、その時点での時価総額は750億ドル(日本円で8兆3000億円)と言われていました。今回、新たに2800~5000億円の調達を見込んでいると噂され、実現すれば、現在世界最大と言われる米国ライドシェア『Uber』を抜き去るのは確実と言われている。

中国では、アリババとテンセントの2強が大きなプレゼンスを持っている。しかし、最近のバイトダンスの躍進により、両者の間に割って入る可能性が出てきたのである。
中国のスタートアップ企業の多くは。アリババ、テンセントの資金が入っている場合が多い。しかし、バイトダンスは頑なに両者の投資を拒んできた歴史がある。

当初、ダンスバイトとテンセントは良好な協力体制を築いていました。ダンスバイトが運営する大人気動画アプリ『ドウイン』は、テンセントの『Wechat』のアプリ内からアクセスでき、それがきっかけで人気に火が付いた経緯があります。しかし、予想外に人気が高まった為、テンセントは自社のアプリから『ドウイン』を締め出してしまいました。

この事がきっかけとなり、両者は争いの応酬が始まり、訴訟問題にまで発展しました。
業界を驚かせたのは、今回の資金調達ラウンドに、ソフトバンクなどと並んでアリババ社の名前があった事です。あれほど、頑なに拒否した同社でしたが、テンセントという共通の敵の存在により、変化が生じたと思われます。

バイトダンス社の業績は劇的に増加しており2018年の利益予想は、前年比3倍の8000億円(1元=16円)と予想されています。既に株式公開の準備に入っており、早ければ来年にも上場予定となっています。
現在、中国のIT企業の代表であるBAT(バイドゥ、アリババ、テンセント)ですが、その間にバイトダンスが入り込む時代も間近なのかもしれません。