ナイキがNYで旗艦店をオープン。最先端のオムニチャネルを実現。

ナイキは、今月15日にニューヨークのマンハッタン5番街に、同社の旗艦店である『ナイキ・ハウス・オブ・イノベーション000』をオープンしました。
6階建て、総面積1900坪の店舗は、ナイキが世界で販売している様々なシューズのコレクションから商品を選ぶ事が可能で、店専用アプリにより利便性の高い買い物体験を提供するというコンセプトが示されています。

・レジ不要。アプリを使ってその場で決済。

この店の特徴は、利用者の利便性を、とことん追求する事にある。
利用者は、まず店舗に行くと専用のアプリをダウンロードする事が求められます。基本的に店内では、このアプリが買い物の中心的役割を担う事になるのです。

このアプリに搭載される機能は4つです。

◆ ショップ・ザ・ルック
展示品の傍に表示されているQRコードをスキャンする事により、商品情報や他製品との比較がスマホ上で行える。

◆ スキャン・トゥ・トライ
商品バーコードをスキャンすると、サイズ毎の在庫情報を確認出来る。そこから試着の申し込みをすると試着カウンターで商品を受け取る事が出来る。

◆ インスタント・チェック・アウト
商品バーコードをスキャンする事で、欲しい商品をカートに入れ、スマホからアップル・ペイを使って決済が出来る。利用者はレジに並ばず、一度も店員を介す事無く買い物が出来てしまうのである。

◆ リザーブ・ピックアップ
専用アプリから商品を注文する事で、店内にある専用ロッカーから商品を受け取る事が出来る。

QRコードをスキャンすれば商品情報がスマホ上で確認出来る。

スマホで決済した後は、各所に配置されているキオスクに不要なハンガーなどは返却し、買い物バックを入手する事が出来る。

スマホから試着の申し込みをすると、店員が商品をピックアップして専用カウンターに置いてくれる。

店内にはシューズだけでなく、様々なスポーツウェアが展示されており、商品数は世界最大級の品揃えを誇ります。

また、利用者が商品をカスタマイズして自分だけの商品を作る事が可能で、それに合わせた設備も完備されている。

ナイキの旗艦店と言う事で、かなり力の入った店造りを印象付けます。

現在、小売業に求められるのは、買い物の効率性と徹底したパーソナライズと言えます。その実現の為にアプリは非常に重要な役割を果たしています。
消費者は、商品が見つからずに探し回ったり、待たされる、という悪い買い物体験を感じると、急速にロイヤリティを失います。小売業がEコマースに打ち勝つには徹底した顧客主義に立ち戻る必要があるのです。