サムソンが偽ブランドと提携!?

昨日、中国ではサムスンの新型スマホ『Galaxy A8s』の発表会が執り行われました。
その中で、サムソンは若者に絶大な人気を誇る人気ファッション・ブランド『Supreme』とのコラボレーションを公表。
2019年の内に北京で7階建ての旗艦店をオープンさせ、上海のメルセデス・ベンツ・カルチャーセンターでファッションショーを行う事を発表しました。

会場では、supremeのCEOを名乗る男性2名が登壇し、華々しく発表会は終了したのでした。
ここまでは、何の変哲も無いお話ですが、その後に問題が発生してしまいます。それは、ファッション・メディアのインタビューにsupreme側が、この提携について事実無根との声明を出し、サムソンとの提携を否定したのでした。

何やら訳の分からない話になってきましたが、その後ようやく事実が発覚しました。実はサムソンが提携したのは『Supreme』とは全く無関係の『Supreme Itaria』というブランドだと言う事が分かったのです。この企業は、全く無関係な上に名前とロゴを勝手に使用しているフェイクブランドだったのです。

事実はこうなります。

『Supreme』は、ニューヨーク発祥のファッション・ブランドですが、創業者が商標の登記をしておらず、名前とロゴの所有権を有していなかったのです。それに目を付けた人間が、先に登記を行い、中国でも本家に先立って認可を取ってしまったのです。

始めはサムソン側が騙されたのか、と言う憶測を呼びましたが、実は確信犯だと言う事が、関係者のSNSでの投稿で発覚。本家が中国での販売権を持っていない事で、フェイクブランドとの提携を決めた事が分かりました。
正直、サムソン程の大企業が、このような手法を実現させてしまったことに驚かされますが、誰か反対する人間は居なかったのでしょうか?
また、この紛らわしい発表の仕方にも少々問題を感じます。

しかし堂々と、こんな大舞台に登壇するフェイク・ブランドのCEOも凄いです。
一時に比べると模造品の減ってきた中国ですが、生き馬の目を抜くようなビジネス慣習は、まだまだ健在のようです。
日本でも、商標の未登録の為に苦い思いをした企業は多数存在しますが、このような事態に陥らない為にも、気を付けたいものです。