滴滴出行(DiDi)が南米進出!? Uberとの一騎打ちへ…。

中国ライドシェア大手滴々出行(DiDi)が、南米への本格参入を検討している事が分かった。
既に同社は、ブラジル・メキシコへの参入を果たしているが、さらに範囲を拡大する形になる。

ライドシェアは、既に社会のインフラとなりつつある。

このシステムを一度でも利用した事のある人ならば、その便利さを身に染みて理解出来ると思う。海外、特に中国辺りでは本当にタクシーが捕まらない。
おまけに、言葉が理解できない海外では価格の交渉もままならず、移動にはストレスを要する。

このような悪い体験が、ライドシェアによって解消された。
利用者は海外でも、ボラれる事無く安心して、早く移動が出来る様になったのだ。
しかし、一方に於いてライドシェア業界で採算ラインを維持して、ビジネスとして成立させるのは非常に困難だ。実際、殆どの事業者は赤字経営を強いられており、黒字転換出来ている企業を私は知らない。

その原因は、以前の記事に書いたようにドライバーの獲得と維持に大きなコストが掛かるからだ。
実際に、中国で独占的な地位を築いている滴々出行出さえ、膨大な赤字を垂れ流しているのが現実だ。

・全従業員の15%に当たる2000人をリストラ。

2018年末の同社の従業員数は1万3000人。その内2000人のリストラを決行する事を発表した。
原因は、ライドシェア事業で発生した2度の殺人事件だ。これにより、政府の規制が強化されドライバーの採用基準が高められた事で、ドライバーが不足。

結果的に1800億円もの赤字を計上する事になる。

一方で滴々出行は、安全技術、ドライバー管理、グローバル展開を強化する為に、投資を行い新たに2500人程を雇用する予定。2019年度も従業員数は、同水準を維持するものと思われる。

・南米でUberとの一騎打ちへ。

中国での業績の悪化に苦しむ滴々出行は、南米に商機を見出そうとしている。
2018年1月、同社はブラジルのライドシェア大手99を買収。4月にはメキシコで事業を開始し、初の海外展開を果たした。

また、最近リンクドインを通じて、チリ・ペルー・コロンビアで新たな人材の採用を進めている。
南米では、既にUberが進出しており、一定の市場を占有している。その為、競争の激化が予想され、特にドライバーの採用には厳しい戦いと、コスト増が予想される。

だ、南米と言う治安に問題を抱えた地域では、滴々出行の推進する安全への取り組みが有利に働く可能性がある。

同社は、2018年に起こった2件の殺人事件により、専用アプリに緊急連絡ボタンや,車内の録音機能を有しているのだ。
且つて、アジアでは勝利した滴々出行が再びアウェイの地でUberに勝てるのか?
その動向が、注目されます。