・あなたの意志に関係なく世界は変わる。

『第4次産業革命』とも呼ばれる時代が到来しつつあります。

近年、ディープラーニングという手法が開発された事で、人工知能の可能性が飛躍的に高まりました。AI先進国である米国や中国では、既に様々な分野で人工知能が実用化されており、今までのビジネスの常識を覆そうとしています。それは、『情報』をコアコンピタンスとした革命とも呼べます。

そこでは、GAFA(グーグル・アップル・Facebook・Amazon)にマイクロソフト、そして中国のアリババ・テンセントという『情報強者』が覇権を掛けた戦いを繰り広げています。そして、その波は日本にも訪れようとしています。

 

近年は副業を認める大企業が増えてきましたが、これは今まで社員の人生を『保証』してきた企業が、もはやその余裕は無い、と宣言したに等しいのです。この潮流は将来的に法制度まで及び、欧米的な雇用制度へと変化していくものと思われます。

ジェネラリストはもう要らない !?

AI時代に必要な人材を考える中で、2016年に『野村総合研究所』があるレポートを作成しました。

これは、既存の601業種を分析した際、日本の労働人口の49%が、技術的に人工知能やロボットに代替可能であるという衝撃的な内容でした。

但し、これは一つの職業の中で全ての仕事がAIに置き換わるという物ではありません。

職業内で人間と人工知能の住み分けが出来るという事です。

具体的ポイントは上記の3点です。

一般的にジェネラリストに求められる能力はマニュアル化出来るものが多く、この基準に照らし合わせると将来的に無くなる可能性が高いと言えます。

その為、今後は平均点の高さより、何か一つ秀でたものを持つスペシャリストが求められるのです。

戦略的な転職が重要に。

現在において、多くの人間が『労働条件』を基にした転職を行っています。ここでは、地位や年収、労働時間などが、その選択の重要要素となっていますが、これからは『どのような技術が得られるか?』という基準が一層重要になってきます。

そして、その仕事が稀少性のある物であればある程、安全であると言えます。

基本的に多くの人が従事している仕事にはビックデータが存在し、AI化し易いという特性があります。

単純な話ではありますが、企業がAI(人工知能)を導入する際は『費用対効果』を考えます。

要するにAI化する事で、どれだけのコストが削減できるか?、その効果が大きい分野からAIは導入される事になるのです。

仮に、あなた1人分だけの人件費しか削減出来ないのであれば、投資に見合わない、という判断がなされる筈です。

『好きな事を仕事に』という言葉に騙されるな!!

仕事を選ぶ際に『好きな事を仕事にすべき』という言葉を良く聞きます。

しかし、これは大きな間違いです。確かに新卒の人間ならまだ許されますが、ある程度の社会経験を積んだ人間ならこういう基準で仕事を選ぶべきではありません。

私はサラリーマン時代にコンサルティングの仕事をしていた関係で、様々な人間に会ってきました。その中で仕事の出来る人の特徴として、

『自分の才能・資質を良く理解している。』

という点が挙げられます。

以前、どこかで聞いた言葉でこんなのがあります。

  • 仕事が出来る2割の人間は、自分の得意な事を仕事にしている人。
  •  仕事を普通にこなす6割の人間は、得意な事を仕事にしていない人。
  • 仕事が出来ない2割の人間は、自分が苦手な事を仕事にしてしまった人。

人間には必ず、その人の特性があります。苦手を克服する事は重要ですが、マイナスを0にするより、1を2にした方が良いに決まってます。

実は、私は昔から人見知りなところがあった為、それを治すべく新卒で営業職を選びました。今から考えると、これは大きな間違いで、結局のところ、営業の世界では普通に仕事がこなせる6割にしか成れませんでした。

欠点を無くす、という事は重要だと思いますが、やはり仕事をやる上では『才能』が非常に重要になってきます。

自分の『才能』を見極めて、人より秀でているところをひたすら磨く、今、私達に求められるのは、そう言った意識の変化ではないでしょうか。